

遊びの中で「生きる力」の基礎を育みます。
「プロセスの中で育つ力」
教師が意図的計画的に環境を準備し、その中で「子どもが自ら気づき、興味関心を持ち、遊び始める、遊んでいるうちに子どもは自ら課題を持つ」という過程を大切にしています。与えられた課題ではなく「自ら課題を持ち乗り越える」その繰り返しの中で子どもは自信を持ち、自分の世界を広げていきます。遊びこんでいくほどに周りの子どもたちと、イメージをつなげたり、イメージを共有したり、イメージの違いでぶつかったり、心のぶつかりあいを経験することで、気持ちを調整する力を身に着けることもできます。そしてその中で友だちになったりさらに関係が深まったり、困難にぶつかると友だちと一緒に一生懸命考えたりします。また友だちと協力して全力で乗り越えようとしますのでそのプロセスの中で協同性も芽生えます。
考える力、判断力、自己抑制(がまんすること)、協同する(力を合わせる)ことなどを子どもたちは身につけていきます。何かができるようになることはとてもうれしいことですし大人はそこに着目しがちですが、本当に大事なのはそこに至るまでのプロセスの中で子どもが試行錯誤したり、友だちと心を合わせたりしていくこと、それが子どもにとって「生きる力」となっていくのです。
みらい幼稚園では子どもが自ら発達していく力を認め、その姿に寄り添いながら、子どもの可能性を引き出していくことをモットーに日々子どもと向き合っています。
「心が動けば体が動く」
ホーチミンでは子どもが遊べる環境はなかなかありません。幼稚園では子どもが思い切り体を動かして遊べるように環境の工夫をしていきます。
幼稚園では小学校のように体育の時間があるわけではありません。「心が動けば体が動く」と言いますが、「体を思い切り動かして遊ぶ」ために子どもが「やってみよう」と興味関心を持つような環境をいろいろと工夫しています。そうして子どもが「体を動かすことは楽しい」「気持ちいい」と思えるよう、また体を動かすことが大好きな子どもになって欲しいと願っています。
5歳児のダイナミックな遊びは2歳3歳4歳の子どもにとって大きな憧れになっています。同じように出来ると思って真似をしたり、加わって遊びに入れてもらったりしています。
そのような経験の中で運動能力や体力は一緒についてくるのです。
また、庭にドンとある大きなプールは子どもにとって魅力的な存在です。少しずつ環境を変化させながら水に親しませています。年中組ともなれば飛び込んだりもぐったりまるで魚のように泳いでいます。
また、専門の講師による運動遊びはボールへの興味を引き出したり、思いきり走りまわる気持ちよさを感じたり、日常の保育の中でのサッカーごっこへとつながっていったりします。
英語にふれる
欧米人の講師のもとに絵本を読んでもらったり、うたを歌ったり手遊びをしたり、集団遊びをしたりして英語に親しんでいます。